コロナがもたらした転職市場の変化とは?大手4媒体の掲載・求人件数の動き

  • 高橋昂宏
    • 2026-01-22
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    キャリアマートでは、毎月テーマを変えてWebセミナーを開催しております。

    本記事では、〈第一部〉の内容である「コロナがもたらした転職市場の変化と大手4媒体の掲載・求人件数の動き」についてご紹介していきます。

    中途採用の現状

    実質GDP(国内総生産・年率)

    内閣府が8月17日に発表した2020年4~6月期GDPの速報値は-27.8

    100年に一度の危機と言われたリーマンショック後の2009年1月から3月期の17.8%減を大きく上回る戦後最大の落ち込みとなりました。

    参照:内閣府(令和2年8月17日) ※年率算

    転職市場の変化~求人倍率の推移~

    「doda」を運営するパーソルキャリア株式会社の「転職求人倍率レポート(21年2月)」によると、2019年まで増加傾向にあった有効求人倍率はコロナウイルスの影響で大きく減少し、2021年1月の有効求人倍率は「1.10倍」となりました。

    2020年以降、有効求人倍率は下降しているが、リーマンショック時は「0.42倍」だったので、比べてみると転職市場はまだまだ悲観的な状況ではないと言えます。

    職種別の転職求人倍率

    職種別の転職求人倍率をみてみると状況は様々ではありますが、ずっと求人過多だったIT/通信系・建築/土木系などの職種も落ち着きを見せていることがわかります。

    その他の代表的な職種においても、更なる落ち込みは見せておりません。

    参考:パーソナルキャリア「転職求人倍率レポート(21年2月)」

    失業者と休業者の数値

    コロナウイルスの影響で増えた休業者は4月時点では『597万人』に上りました。

    6月以降、休業者数は落ち着き、失業者が少しずつ増えてきています。徐々にではありますが、休業者が失業者に転じている状況と言えます。

    参考:厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)

    「中途採用比率 公表義務化」の企業の意識

    政府の雇用制度改革の一環として、2021年4月から従業員が301人以上の大企業に中途採用の比率を公表義務化がされたことを受け、株式会社学情は「中途採用比率」に関する企業調査を実施されました。

    この公表義務化そのものを意識している企業は27.7%に過ぎず、現在実施していることは自社雇用者のうちの「中途採用比率の把握」が約74%に上っている状況です。

    現状、中途採用比率を意識する企業は少ないものの今後中途採用者が多いことも、転職希望者にとって入社決定の一つの一因になるのでしっかり中途採用の対策をしましょう。

    参考:株式会社学情「中途採用比率」に関する企業調査

    大手4媒体比較

    中途採用をするにあたって大体の企業が活用する求人媒体にはそれぞれ特徴や違いがあります。

    大手4媒体の特徴

    リクナビNEXT

    ◆30代以降のミドル層の割合が最も多い
    ◆マネジメント経験がある求職者も多数
    ◆掲載案件についても、エグゼクティブ層を狙う案件が多い
    ◆機電系エンジニアの案件が割合高い

    マイナビ転職

    ◆全国の求人を取り扱う日本最大級の転職サイト
    ◆20代~30代の若手人材に強い
    ◆職種・業種のバランスが取れている
    ◆オプション多数のため、ターゲットの後追いが容易

    doda

    ◆34歳以下の若手人材が多い
    ◆経験者採用や即戦力人材の採用も可能
    ◆幅広い業種職種
    ◆エンジニア・クリエイターの採用に強い

    エン転職

    ◆転職口コミサイトと連携しており、20代の若手層の採用に効果的
    ◆正社員未経験の求職者も多い
    ◆職種・業種未経験可能な案件には強い

    掲載件数の動き

    大手4媒体の掲載件数の動きを見ていきます。

    緊急事態宣言後の5月をピークに掲載件数は大きく下がりました。しかし、掲載件数は取り戻し、12月を見てみると5月から平均161%増加しています。また、昨年同時期を見ても、ほぼ変わらない水準に戻ってきています。

    1月に発令された緊急事態宣言では、1度目の緊急事態宣言と比べ、掲載件数はそこまで落ち込まないと予測しています。例年1~3月は4月入社に向け掲載件数は伸びる傾向ではありますが、4月以降なだらかに掲載件数は下がっていくと考えられます。

    各就活サイトの募集職種などの違い・特徴については下記の記事をご参照ください。

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    マイナビ転職:登録会員数の動き

    こちらはマイナビ転職の登録会員数の推移になります。

    例年の傾向通り、4月入社を見据え、直近2ヶ月の登録も増加したことがわかりました。

    しかし、2019年のデータと比較すると増加量に乏しく、求職者側の動きは鈍化していると言えます。今後、媒体による募集を行う場合は、例年以上に厳しい反響となりそうです。


    では、有料媒体に求人を載せるにあたって、選定理由はなんでしょうか?

    • いつもの代理店さんがオススメしてるから
    • 前回の掲載が当たったから
    • 1クールあたりの金額が一番安いから

    様々かと思いますが、人材要件から逆算することも必要です。職種(人材要件)の難易度によって、打つべき施策は当然変わります。

    最善施策は、本当にその媒体ですか?最善施策は、本当にその媒体ですか?
    エージェントを使ったほうが 効果的じゃないですか?

    などの客観的な意見をくれる、代理店に相談するのも良いかと思います。

    〈第二部〉中途採用を成功に導く方法

    2020年9月24日のセミナー「戦後最大の落ち込み!今だからできる中途採用の“最適”採用手法を伝授!」の〈第二部〉では、中途採用を最適化の方法をアウトソーシング会社独自の目線から解説しました。

    “運用最適化”の第一歩として、コア業務とノンコア業務について理解が必要になります。今回のセミナーでは、コア業務とノンコア業務より理解していただけるように成功事例をご紹介いたしました!

    この続きが気になる方はぜひ下記からお読みください!

    中途採用の“運用最適化”の方法

    2020年10月14日に「採用コストの無駄を省くチャンス!絶対やってはいけない!コロナ禍での中途採用手法」の〈第二部〉では、中途採用にかかるコストを洗い出し、削減のための手法をご紹介しました。

    皆様は、採用活動においての外部コストと内部コストについて把握していますか?コストを削減をする上で、何が外部コストか、内部コストかしっかり理解する必要があります。

    では実際にどのようにコスト削減をするのか、気になる方はぜひ下記からお読みください!

    中途採用の有効母集団の形成方法

    2020年12月09日に「採用ツール選定にお困りの方必見!自社にぴったりな採用手法を簡単に見つける3つの秘訣」の〈第二部〉では、たくさんの採用ツールがある中で、何が自社にあっているかを見極めるポイントや各採用ツールのメリット・デメリットをお伝えします。

    まず、採用ツールを見極める前にどうのような採用ツールがあるのか分類しました。把握した上で、簡単に見つける3つの秘訣をご紹介します!

    続きは下記からお読みください!

    中途採用の採用ツールを選定する方法

    2021年1月13日に”採る”だけでは終わらない!戦力化を見据えた採用をするための3つの手法の〈第二部〉では、近年の離職理由から、適性検査をはじめとした採用時の見極めのツールについてお伝えします。

    まず、各年代別、職種別の転職理由について解説しました。転職理由を理解した上で、早期退職を防ぐための見極め方法をご紹介します!

    続きは下記からお読みください!

    早期退職を防ぐための見極め方法


    随時、中途採用の市況を含めセミナーを実施してまいりますので、今後とも宜しくお願いいたします。

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