さて、本日は「インターンシップに関する学生側と企業側でのギャップ」をお送りいたします。
興味のある内容のインターンシップ、開催してますか?
近年、実施する企業が増えてきたインターンシップですが、学生が求めている「興味のある内容のインターンシップ」は開催できているでしょうか?
学生が興味のある内容は「同行体験型」
2020年卒マイナビ大学生インターンシップ前の意識調査の報告データです。学生の興味のあるインターンシップ内容は以下のようになりました。
2位:現場を社員の説明で見学する「職場見学型」・・・61.7%
3位:業務を疑似的に体験する「ロールプレイング型」・・・50.3%
半数以上の学生が、先輩社員に混ざって実際に業務を体験、もしくは見学するという「体験型のインターンシップ」に興味を示していることがわかります。
実際に参加したインターンシップのプログラム内容
下記は、学生が実際に参加したインターンシップのプログラム内容です。
- 通常の業務ではなく別の課題やプロジェクトを経験・・・47.9%
- 仕事をしている社員に同席あるいは同行・・・37.5%
- 会社、仕事、業界に関する説明のみ・・・37.0%
学生は、実際の仕事体験をしたいと思っているのに、企業側はインターンシップだけの特別なプログラムを用意したり、業務内容の説明のみだったりと、学生が求めている内容と反していることがわかりますよね。
そうなると、もちろん、開催後の満足度にも影響が現れてきます。
満足度は、体験型の方が視聴型の2倍!
こちらは、キャリタス就活 2020 学生モニター インターンシップ特別調査レポート(2019 年 4 月発行)のデータです。
プログラム別満足度
学生が実際に参加してみた結果、内容に満足したインターンシップは、やはり「体験型」。
講義やグループワークのみのインターンシップと比べると、満足度はおよそ2倍にもなります。
参加日数別満足度
満足度を参加日数別のデータで見てみましょう。
近年人気の1dayインターンシップですが、「大変満足」と答えた学生はわずか36.1%。
多くの企業が行っているにも関わらず、学生はあまり満足していないことがわかります。
1dayよりも3dayが求められる時代に…?!
7割以上の学生が参加「1dayインターンシップ」
こちらは、株式会社ディスコ キャリタス就活2019 学生モニター調査結果 (2018年1月発行) です。
1dayインターンシップに参加している学生は、73.2%。
なんと7割以上の学生が1dayインターンシップに参加したという結果になっています。
”参加しなくてもよい”と思ったのも「1dayインターンシップ」!?
リクルートの就職白書2019では、「最も良いと思った」/「参加しなくてもよいと思った」インターンシップの期間を調査。
最も良いと思ったインターンシップ
1day・・・34.2%
2day・・・14.3%
3日以上1週間未満・・・32.8%
参加しなくてもいいと思ったインターンシップ
1day・・・76.8%
2day・・・7.7%
3日以上1週間未満・・・11.3%
なんと、1日なら気軽に参加できてよいと思う反面、内容に満足がいかず、「こんな内容なら行かなくてもよかった…」と思う学生が76.8%もいたのです・・・!
正直驚きです…。
実際、私も就活時、一度だけ1dayのインターンシップに参加した経験がありますが、1日の1/3程は会社説明で、2/3は丸々グループワークでした。
私は、就活におけるインターンシップの知識があまりなかったため、「インターンシップ」という言葉のイメージで、仕事を体験させてもらえるのかな、といった想像をしていましたが、実際は選考の内容が少し濃密になったぐらいで、あまり相違がないことに驚きました。
これらの調査アンケート結果を見て分かるように、就活生の多くは「就業体験」を通して企業の中身を知りたい人が多いのではないかと思います。
まとめ
学生は「体験型」のインターンシップを求めています。
「最も参加しなくてもいいと思った」1dayインターンシップですが、1日という手軽さから「最もよいと思った」と指示もされています。インターンシップ参加と選考参加は今や直結している時代です。
興味のある内容のインターンシップを開催できていなかったな・・・と思ったら、ぜひこの機会に内容を改めてみて下さい!
他社の1dayインターンを参考にしたい場合はこちらの記事をご覧ください!
1Dayインターンシップ実施事例の総集編【2019卒~2023卒版】
3日以上1週間未満のインターンシップも「行ってよかった」と人気のようですので、少し日数を伸ばしてみて、内容を濃いものにしてみるのもいいかもしれないです!
インターンシップ企画代行を解説!企画・集客に強いおすすめ運営会社10選
では今回はこのへんで失礼致します。
今回も少しでも皆様のご参考になれば幸いです。
次回もお楽しみに!