新卒採用において、大手のナビサイトや自社HPなどで採用活動を進めている企業様の中で、理系採用でお困りの企業様は多いのではないでしょうか?
理系の学生生活は、研究室のコアタイムに縛られており、研究と並行しての就職活動となります。研究室の紹介で就職先を決める学生も多いため、採用に苦労している企業様も多いでしょう。
そこで、理系特化型で、「累計70,000名以上の理系学生が登録している逆求人サイトLabBase就職の特徴、メリット・デメリット、料金をご紹介します。
理系採用を考える企業様のお役に立てれば、幸いです。
LabBase就職(ラボベース)とは
LabBase就職は、株式会社LabBaseが運営する理系学生がターゲットのダイレクトリクルーティングサイトです。
2017年の2月にサービスを開始し、累計登録者数は70,000名以上(2023年1月時点)と急速に伸びており、とても需要が高まっております。
特徴としては、優秀な理系の学部生、大学院生を企業から能動的に獲得できるところです。また、全国の理系学生が登録しているデータベースと言われており、24卒では約20,000名(2023年1月時点)の学生に利用されています。
LabBase就職(ラボベース)の掲載料金
LabBase就職には以下のプランが用意されています。2024年11月から以下のようなプランに変更されます。
- Starter(スターター)プラン
- Light(ライト)プラン
- Balance(バランス)プラン
- Standard(スタンダード)プラン
- Premium(プレミアム)プラン
- Enterprise(エンタープライズ)プラン
企業ニーズや採用体制によってプラン内容が異なってくるため、詳細に関しては問い合わせをする必要があります。
Q. 料金について詳しく知りたい
A. 基本的に月額のデータベース利用料金のみです。
LabBase就職経由で内定承諾を獲得した場合の成果報酬はいただいておりません。
採用計画や採用課題のヒアリングを行った上で、最適な採用プラン・お見積もりを提案いたします。採用プランの詳細はお気軽にお問い合わせください。 引用:LabBase就職企業向けサイトより
LabBase就職(ラボベース)の特徴
LabBase就職の特徴を3つご紹介いたします。
- 質の高い理系学生と接点を持てる
- 理系に特化したプロフィールと検索項目
- 効率的な採用活動が可能
それぞれ詳しくご紹介いたします。
質の高い理系学生と接点を持てる
画像引用:LabBase就職
LabBase就職に登録している学生の約88%は、MARCH以上の学生と言われています。
全国の理系学生が登録するLabBase社独自のデータベースは、他社のダイレクトリクルーティングサイトと被りが少なく、潜在学生に直接スカウトを送ることが出来ます。
理系採用に特化したプロフィールと検索項目
一般的なナビサイトや、ダイレクトリクルーティングサイトでは、自己PR文やガクチカなどを中心に学生検索をかけます。
それに比べてLabBase就職では、現在行っている研究内容や就職後活かせるスキルなどで検索項目が分けられているため、専門スキルを持った学生に直接アプローチが可能です。
効率的な採用活動が可能
学生はプロフィールに「現在行っている研究内容」「就活後に活かせるスキル」などを記入すると、企業からスカウトをもらえる仕組みになっています。普段研究で忙しい理系学生は、就活をしている時間は他の学生と比べて少なく、より効率的な就職活動を求めています。
LabBase就職では、学生へ直接オファーができるという点から、知名度向上につながり、質の高いマッチングとなるため、学生側も企業側もより効率的な採用活動が可能です。
エンジニア就活・TECH OFFERとの違い
LabBase就職は他の就活サイトとどのように違うのでしょうか。エンジニア就活・TECH OFFERと比較します。
エンジニア就活との違い
エンジニア就活は、シンクトワイス株式会社が運営するITエンジニアに特化したナビサイトです。
LabBase就職は企業から学生にアクションする点に対し、学生が自ら企業を探しエントリーする点が最大の違いです。
一方で、学生が活動履歴を登録しておけば、企業からのスカウトも可能となるため、ITエンジニアに絞った採用活動をしている企業様にはおすすめのサイトです。
TECH OFFERとの違い
TECH OFFERは、テックオーシャン株式会社が運営する理系学生採用に特化したターゲットリクルーティングツールです。
技術ワードや人工知能を駆使した自動アプローチが可能となっています。手間や工数にお困りの企業様におすすめです。
2020年1月の段階で登録学生数を比較すると、LabBase就職は30,000人、TECH OFFERが3,000人と大きく差があります。幅広い学生へのアプローチはLabBase就職がおすすめです。
しかし、TECH OFFERは、2022年7月にdoda新卒エージェントと業務提携したので、これから注目すべきとサイト言えます。
LabBase就職(ラボベース)のメリット・デメリット
ここまで、LabBase就職の特徴や他のサイトとの違いをご紹介してきましたが、続いてはメリットとデメリットを紹介します。
メリット
累計70,000名の理系学生が登録している点と600社以上(2022年10月時点)という登録企業数から、学生1人に対する企業数が多く、埋もれにくい点がメリットです。
「大手のナビサイトだと埋もれてしまうのでは」と心配されている企業様も、学生へ直接アプローチを行い、効率のいい採用活動が可能です。
デメリット
デメリットは、少し値が張るところです。他のサイトと比較して120万円〜と、ダイレクトリクルーティングサイトを検討している企業様からは少し高く感じるかもしれません。
LabBase就職(ラボベース)の利用に向いている企業
続いては、LabBase就職の利用に向いている企業を2つ紹介します。
1.機電系の採用を行っている企業
一口に理系採用と言っても数ある媒体の中で、LabBase就職の利用に向いている企業一つ目は、生産技術や開発などの機電系採用を考える企業様です。
全国のAIを勉強している学生の約3,600名(2023年1月時点)が登録していると言われており、大学でプログラミングやデータ分析を専門としている学生のニーズがあり、入社して即戦力になる学生が多いことがおすすめの理由です。
2.研究開発系の採用を行っている企業
2つ目は、研究開発系の採用をしている企業様です。研究系は大学院生の採用がメインとなると思いますが、LabBase就職では研究室に特化したデータベースにより、他のダイレクトリクルーティングサイトよりも大学院生への効率的なアプローチが期待できます。
また、LabBase社のサポートで通常では知りづらい大学院生のスケジュールや動向を知ることができ、効率のいい採用活動にもつながるでしょう。
LabBase就職(ラボベース)のスカウト機能と配信実績
LabBase就職の学生検索では、専門分野の研究キーワードやプログラミングスキルなどの観点から学生へアプローチでき、学生の詳細なプロフィールから自社にマッチする学生を見つけることが可能です。では気になるスカウト開封率を見てみたいと思います。
他社の逆求人型サイトでのスカウト開封率は約1%〜5%と言われていますが、LabBase就職でのスカウト開封率は90%(2023年1月時点)と、とても高いのが特徴です。
学生からの返信率も40%(2021年3月~2022年2月実績)となっており、高いマッチングを叶えるという点で安心できるサイトと言えます。
LabBase就職(ラボベース)の活用ポイント
続いて、新卒採用においてLabBase就職を利用する際に知っておくとよい活用ポイントを紹介します。
コンサルタントのサポートを利用する
理系学生を採用する上で、学生のスケジュール感や同業他社事例を知りたい企業様は多いでしょう。LabBase就職では理系採用の成功に向けて、サポート体制が充実しています。
採用に関するノウハウや、スカウトの振り返りを伴走体制で、LabBase就職のコンサルタントがサポートしてくれます。そのため、今後の自社のノウハウとしての蓄積につながるので、ぜひ活用して頂きたいです。
理系学生のデータベースを有効活用する
LabBase就職は累計70,000名以上(2023年1月時点)の理系学生が登録しており、企業数は600社以上(2022年10月時点)と、まだまだブルーオーシャンなので優秀な理系学生と出会える機会が多いサイトです。
そのような優秀な理系学生が行っている研究内容や研究に関する姿勢がわかるため、面接前に学生の特徴を掴むこともできます。
また、記事や資料などのコンテンツを通して「理系が学生がどういったスケジュール感で動いているのか」といったことがわかるので、それを来年度以降の採用にも活かすことができるでしょう。
しかし、新卒の採用活動において、母集団形成やマンパワー不足を不安に感じている企業様は、ダイレクトリクルーティングサイトを導入することに抵抗を感じる人事様もいると思います。特に理系採用となると研究室や大学教授との繋がりがないと厳しく、課題感は大きいのではないでしょうか。
いつもの業務に加えて、スカウトという地道な作業は大変です。「やってみたいのに…」という場合には、自社で行わず、代行というサービスもあるので、ぜひこちらの記事をご参照ください。
スカウトメールの配信は、欲しい人材にメッセージがピンポイントで送れるけど、文面の作成やターゲットの抽出作業に時間がかかってしまって大変・・・。 と、マンパワー不足で思うようにスカウトメールを配信できていない…という[…]
LabBase就職(ラボベース)導入までの流れ
導入までの大まかな流れは、以下の通りです。
LabBase就職では専門性の高いサクセスチームによる支援が魅力です。他のサイトと違う点は、申し込み前にキックオフとして、採用設計をしてくれるところです。
キックオフでは、採用計画や、目標人数、選考フローの策定を行います。それに合った料金プランで申し込みに移ります。
申し込み後は利用説明会やスカウト実践会などもあります。サポート4週目以降は定例会として成果支援担当が付くのも魅力の一つです。
LabBase就職(ラボベース)企業からの評判
実際に導入した企業からの評判はこちらです。
- プロフィールから学生の研究に対する姿勢が見えることから、仕事への向き合い方も想像できた
- データベース上で明確に志望職種を知ることができ、便利
- LabBase就職を利用することで、よりピンポイントにターゲットを絞ることができ、選考効率が格段に上がった
- LabBase就職に登録する学生は熱心に研究に取り組んでおり、採用ニーズにぴったりだった
- データベースを見ただけで、ターゲット学生を効率的に絞れた
LabBase就職に登録する学生は、研究熱心でレベルが高く、採用ニーズに合致した理系学生が多くいることが伺えます。また、採用ターゲットに合致した学生を企業が見つけやすいよう設計されている点が評価されているようです。
LabBase就職(ラボベース)の導入成功事例
実際にLabBase就職を利用して、採用成功した企業の導入成功事例を紹介します。
D社~メーカー・開発職~
■課題
・業界全体が変革していく中で、データサイエンス、AI系の人材が必要だったが、情報系の学生への認知度がなく母集団形成が課題だった
■導入の理由
・研究内容が細かく明記されており、よりマッチする学生を見極められる
・スカウトの返信率が高い
■導入後の効果
・他の媒体では出会えないような優秀層の学生の採用に成功
・欲しかった情報系の学生を11名採用することに成功
A社~エンジニア職~
■課題
・合同企業説明会などに出展していたが、出会える学生が少なく、採用に至らなかった
・人事経験が無く、最新の採用手法が分からなかった
■導入の理由
・知名度に関係なく学生と出会える
・伴走の体制が整っており、コンサルタントの知見がある
■導入後の効果
・2年連続で理系学生の採用に成功
・ノウハウの蓄積にも繋がる
H社~製品開発・研究職
■課題
・母集団形成に課題
・マンパワーも不足しており説明会や学校周りが出来ない
■導入の理由
・早期から学生にアプローチが可能
・優秀層の学生が登録している点
■導入後の効果
・5名の採用に成功
・今までと違う母集団の形成ができ、海外有名大学の学生との出会いもあった
まとめ
LabBase就職は理系学生の採用に特化したダイレクトリクルーティングサイトです。企業から学生に直接アプローチすることによって潜在的な理系学生に出会うことが可能です。
ノウハウの蓄積も可能となっているので、気になる企業様は一度導入してみてはいかがでしょうか。
また、新卒の採用市場において、ダイレクトリクルーティングサイトという言葉を耳にすることが増えてきていると思います。情報サイトや代理店を駆使して比較することで、自社に合った採用活動、採用成功にお役立て頂ければ幸いです。
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