弊社でもサービスを提供しています『採用コンサルティング』ですが、採用コンサルティングというサービスはいつ頃登場したのでしょうか。
今回は、採用コンサルティングの歴史についてお話しいたします!
採用コンサルティングとは
「新卒採用コンサルティング」とは採用を成功させる為に必要なすべてのプロセスを、採用の接点となるあらゆる場面で支援するコンサルティングサービスです。
採用ノウハウのない企業に対して、採用のプロである採用コンサルタントが、採用したい人数は何人かという採用の目標値を設定し、そこにたどり着くまでのプロセスを構築していきます。
戦略的なソリューションの提案を受けて、他社との差別化を図り、厳しい新卒採用を採用成功へと導いてくれるのが「採用コンサルティング」というサービスになります。変化の大きい新卒採用市場において、プロの意見を取り入れながら採用活動を進めることはとても重要なことになってきます。
キャリアマートHPより
採用コンサルティングのサービス内容
主には、ターゲット設定、就職サイト選定、各選考、内定フォロー、入社と、募集から入社まで一連の採用業務をサポートしていきます。
キャリアマートにいただいたお問い合わせには、採用コンサルだけで依頼するというよりは、「採用アウトソーシング・採用代行(RPO)も一緒に…」という企業が多い印象です。
採用コンサルティングの始まり
現在、採用コンサルティングサービスを提供している企業は、90年代後半から2000年前後に設立している企業が多いです。キャリアマートが設立したのも2002年になります。
実際に採用コンサルティング・採用アウトソーシングでの有名どころの創立年を調べてみると、ネオキャリアが2000年、レジェンダは2010年、カケハシソリューション2011年、ジーズコンサルティングは2007年、トライアンフが1998年となっていました。
なぜその時期が多いのでしょうか。理由は以下の2つだと思われます。
- この時期、就職氷河期を徐々に抜け出し、企業の採用活動が再開され始めた。
- 採用活動のインターネット化が進んだ結果、学生のエントリー数は増加し『厳選採用』という言葉が定着した。
1993年から2005年卒業で、バブル崩壊によって厳しい就職活動を強いられた年代を指します。
バブル崩壊後、企業の有効求人倍率は1を割り、その後約10年近くもの間、就職難が続いた非常に厳しい世代です。今の30代後半~40代半ばくらいの世代がちょうど就職氷河期世代に値します。
日本はマイクロソフトWindows95が1995年に発売されたことをきっかけに、各家庭でのパソコン普及率が急増しました。その影響もあり、就職サイト大手の株式会社リクナビは翌年「RECRUIT BOOK on the Net」としてサービスを開始します。また、株式会社マイナビもインターネットによる就職情報企画「Career Space」のサービスを開始させます。
就職氷河期の終焉とインターネットの普及という2つの要因が重なり合い、企業側もインターネットを使った採用方法へと切り替え、大量の応募者から優秀な人材を厳選しなければならないという非常に難しい課題を強いられることになったのです。
そこで「採用のプロ」に「知恵」を借りようと求められたのが採用コンサルティングサービスです。
採用コンサルティング業界へ多方面からの参入
①採用支援の側面から
就職に関するメディア、アウトソーシング、人材紹介など、採用関連サービスを行っている企業は、商品を提案する段階でコンサルティング営業を行うことが多いです。この延長線から採用戦略の提案を行うケースもあります。
②コンサルティングの側面から
もともと経営コンサルティングの1つの側面として、人事組織系もカバーしていた企業が中心となっています。コンサルティング会社自らで、アウトソーシング部門や紹介部門を持ち始めるケースもあります。
情報参照:「新卒採用コンサルティング」の歴史
採用の手法は日々変化している
画像引用:HRNOTE
採用市場は日進月歩で、時代と共に様々な新しいサービスが登場しています。今後も時代の変化とともに、新たなサービスや領域が確立されていくことでしょう。
採用成功させるためには、採用する世代に合わせた採用手法を用いることも重要になってきます。もし「採りたい人材が採用できない」「イマドキの手法がわからない」などの悩みがあれば、一度採用コンサルティング会社に相談してみることをおすすめいたします。自分たちの狭い価値観の中では、わからないことも、採用のプロに任せれば一瞬で解決してしまう悩みかもしれませんよ!